住吉塾の刺繍...
2006年 11月 15日

今般、大久保会長の許可を得て道衣の胸マークを住吉塾とする事にしました。
今までも塾生には住吉塾マークを道衣の背中に縫い付けしてもらってましたが本来の流派及び道場としての誇りである胸マークとは意味合いが違います。
本当は大久保会長には以前から「そろそろどうですか?」と薦めていただいておりましが私としてはまだ時期が早いと考えて躊躇していました。でも想うところがあり今回変更することに決めました。
もちろん道場を任せられているだけで決して独立した訳ではありません(笑
実は私にとっては道衣の胸マークにはとても強い思い入れがあります。それは今から十数年前、当時の大久保館長に出会い清心館に入門した時「道衣はそのままで構いませんよ~」というお言葉に甘えてそれまで所属していた流派の道衣に白布で胸マークを隠して稽古をしていました。当時は正直それまでに何年も稽古を重ねた道衣や流派にも愛着があり着続けていたいという気持ちがありました。でも色帯になった頃にやはり入門したからには全てに従うのが礼儀ではないか、と考え直しその道衣の胸の刺繍を自分で一糸づつ解いて白生地に戻してから新しく清心流の刺繍を入れてもらいました。
館長に見せると「あ~せっかくだから記念に取って置けばよかったのにね」と笑っていましたがこの時にようやく正式な弟子候補として認められたのではないかと勝手に思っています。
あれから道衣の胸刺繍も清心館、清心流、清心会そして今回住吉塾へと変わりましたが、これからも当時の気持ちを忘れずに清心流としての流儀、精神を伝えていきたいと考えています。
今後は住吉塾としても更に大きく発展するよう努力する所存ですので皆様よろしくお願いいたします。